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進化を極めたフラッグシップ機。デジタル一眼レフカメラ用TTLストロボ
メーカー名:
ニッシンジャパン
総合評価:95 
カテゴリ:
ストロボ,スピードライト
製品名(機種名):
Di866 MARK2
レビュワー: ゆう 様 ( 2012/01/31登録 )
操作性
80
表現力
70
携帯性
95
機能性
100
満足度
80
■操作性:80
▽フルカラーの液晶画面はGOOD
液晶画面は傾きに応じて自動的に縦横を切り替えてくれます。その場合、十字キー操作も自動で切り替わるため直観的な操作が可能です。もちろん「回転しない」ことも可能です。こういう痒いところに手が届く仕様は嬉しい限りです。

▽素早い調光補正が可能
『430EX2』の場合、ストロボ上で調光補正は可能ですが、ボタンが小さくて押しづらいため、私はカメラ側で調光補正を行っています。一方『Di866Mark2』では、カメラ側からの調光補正や各種設定変更ももちろん出来ますが、液晶画面を見ながら十字ボタンで簡単に調光補正が可能であり、一手間省ける分素早い操作が可能です。

▽バウンス機構は好みの問題か
『430EX2』のバウンスがロック式(ロック解除ボタンを押しながらでないと回転しない)のに対し、『Di866Mark2』はロックボタンがなく、力を加えれば発光部を回転させることが出来ます。メリットは素早い操作が可能なことですが、反面、不用意にバウンス角度が変わる危険性も持ち合わせているとも言えます。

▽カメラとの取り付け部が惜しい
普通にストロボを使うユーザーには全く気にする項目ではないですが、カメラとの取り付け部分が『430EX2』のような「ロック式」ではなく、クルクルとネジで絞めて固定する「ロックピン式」である点が気になりました。緩むのが心配で強めに締めますが、そうすると外す際に時間がかかってしまいます。

▽電源のON/OFF切り替えが惜しい
ストロボを使いたくない時は電源OFFにしていますが、『430EX2』がレバーを上下するだけなのに対し、『Di866Mark2』はボタン長押し(短押しだと設定ロック)しないとOFFにならないため、素早い操作がしづらかったです。


■表現力:70
▽サブ発光機能に注目
注目すべきは「サブ発光機能」です。特に、キヤノンフラッグシップストロボ『580EX2』との比較においても独自の機能であり、実際、使い勝手も良いです。

▽発色は良いが露出が?
どちらも同じE-TTL調光のはずが、全く同じ構図・露出で撮ったとしてもだいぶ異なって写ってしまいました。『Di866Mark2』は場面や撮り方によって適正な調光レベルが大きく変動するため、一発で適正補正量を決めるには慣れが必要になるかもしれません。そして、何故か連射時は1発目と2発目以降の露出が変わってしまいます・・・。
一方、『430EX2』ではそれほど大きな補正を必要とする場面が少なく安定感があります。
また、『Di866Mark2』は発色やコントラストがとても良く、同じストロボでもここまで違うものかと驚きました。当然きちんと色を取りたい時はRAW撮影が望ましいでしょう。

(補足:キヤノン純正ストロボに搭載されている「色温度情報通信機能」について)
「色温度情報通信機能」とは発光量の強弱によりフル発光なら所定の色温度を、弱い発光ならその分だけ色温度を下げる補正を行うものです。最初、ストロボ内蔵の何らかしらのセンサーから得た色温度をカメラに伝達していると思っていたのですが、実際は「実際に得られた色温度の値」でなく予め決まった補正値もしくは対応した値を渡しているだけのようです。つまりディフューザーなどを使う場合、ディフューザー通過分だけ色温度が落ちる(赤っぽくなる)はずですが、ストロボ側ではディフューザー装着の有無が判断できないため色がより一層赤くなってしまいます。なお、バウンス時はこの機能が無効になるかもしくは弱い補正になるようで、機能の有無による差が縮小します。

▽チャージ時間が長い
連発しない人には全く関係のない項目ですが、バウンスを多用するなど、光量の多い撮影だと純正よりチャージに若干時間がかかります。僅かな差ではありますがプロの現場ではこの「僅か」が明暗を分けるので、是非純正に負けないリサイクルタイムを目指して欲しいです。


■携帯性:95
▽キヤノンより軽い
『430EX2』の320g(電池除く、以下同様)に対し、『Di866Mark2』は380gですが、そもそもフル発光時の光量(ガイドナンバー:GN)が約2倍違うので直接比較するのは可愛そうです。GNがほぼ同じ『580EX2』は405gなので、携帯性には大満足です。

▽ソフトケースにネジ穴付きスタンドを入れるポケットが欲しかった
『430EX2』のケースにはスタンド収納用の内ポケットが付いていますが、『Di866Mark2』にはなく、持ち運びに不便です。なお、収納時にストロボとケースとの間のスペースにスタンドを入れることは可能ですが、ストロボを取り出す時に一緒に出てきて落ちてしまうので、やはり少し不便です。


■機能性:100
▽豊富な機能
ニッシン社のフラッグシップモデルだけあり、ワイヤレス、マルチ発光、外部電源対応、オート、マニュアルと十分すぎる機能が搭載されています。『430EX2』との比較では勝負にならず、『580EX2』との比較が適当でしょう。その意味でも『Di866Mark2』は、『580EX2』を検討されている方で予算が心配な方は積極的に検討すべき機種だと思います。
特にワイヤレス機能では、『Di866Mark2』をマスターにすれば、スレーブ側の発光量もマスターから指定できるので恐ろしく便利です。コマンダー代わりに使うだけでも価値があるかもしれません。また、スレーブ感度の高さも見逃せません。
なお、『Di866Mark2』にあって『580EX2』に無い機能や、逆のケースもありますので、気になる方は導入前に取扱説明書などで確認されると良いと思います。


■満足度:80
▽最高のコストパフォーマンス
上記では今後の期待も込めて厳しめの点数にしてしまいましたが、コストパフォーマンスという意味ではこれ以上ない製品です。また、今回はレンズも含め初のサードパーティー製品で多少不安もありましたが、全くの杞憂であることが分かりました。むしろ『430EX2+α』の値段でワンランク上の『580EX2』の機能が1万円以上安く手に入ると思えば、差額でエネループなどを買う資金に充てるのが賢いお買い物かもしれません。
最後に細かい点ではありますが気が付いたことを2点挙げておきます。

▽音
『Di866Mark2』は電源をONにするとストロボから「チリチリ・・・」という音が聞こえてきます。しかし「待機状態」では気にならない程度になります。いずれにせよ周りに迷惑になる程の音量ではないため、プロの方でも許容範囲内かと個人的には感じます。一方『430EX2』は全くの無音で、鳴ったとしてもチャージ時に僅かな音が短時間鳴る程度です。
使用電池によっても変わるようなので、気になる方は店頭などで一度試用されてからの購入がお勧めです。

▽接点不良
『430EX2』や『580EX2』では、カメラとの接点不良(ストロボを接続しているにもかかわらずカメラ側がそれを認識してくれず、常にフル発光になってしまうか、もしくは発光自体してくれない)が”稀に”起こることがあります。接続の際は接点がきちんと接触するように角度を意識しながら慎重に押し込む、ことにより大分解消していますがそれでも遭遇することがあるので辛いです。接点改質剤を使う方法もあるようですが完全な解決策はキヤノンも持っていないようです。
しかし『Di866Mark2』を約1カ月使ってみた中ではこういった現象に遭遇することはなく、非常に満足しています。


大分長いレビューになってしまい、また、まだ使い込めていない部分もあって言葉足らずな部分や検証不足な部分もあるかもしれませんが、最後までお読みいただきありがとうございました。


以上

製品詳細ページ
http://nissin.weblogs.jp/jp/di866news.html

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Di866Mark2と430EX2を使った多灯撮影の作例
430EX2は調光補正+1EVで適正
Di866Mark2は調光補正+2.3EVで適正
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