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メーカー名:
セコニック
総合評価:95 
カテゴリ:
露出計
製品名(機種名):
フラッシュメイト L-308S
レビュワー: 砦 源蔵 様 ( 2012/04/18登録 )
L-308S製品写真
操作性
90
携帯性
100
機能性
90
満足度
100
総合評価
100
[00.jpg]

今回レビューさせて頂くセコニック L-308Sは、受光部の光球をスライドさせるだけで
入射光式露出モードと反射光式露出モードをワンタッチで切替え可能な
アイデア設計の単体露出計で、電池込みでわずか90gのコンパクト設計です。


【反射光式露出計と入射光式露出計】

レビュー前に露出計の予備知識をつけておきましょう。
現在、露出計は大まかに2種類あります。
一つは、デジタルカメラに内蔵されている物を含む「反射光式露出計」です。
被写体に当たり反射した光を全て18%グレーの反射率と仮定し測定する方式です。
カメラ側から測光可能ですが、測光値が被写体の色や反射率等で
影響を受けやすく撮影者がその都度、露出補正を行う必要があります。

もう一つは、単体露出計に代表される「入射光式露出計」です。
被写体に当たる光を直接測光する方式です。
測定値が被写体や背景の色、反射率等に影響されませんが、
発光体や、透過光等の測定には不向きです。
また、被写体側からカメラ方向に測光する必要性から
カメラに内蔵する事ができないので、入射光式測光を用いたいならば
単体露出計が不可欠です。


【単体露出計 驚きの露出性能!】

では、早速L-308Sとカメラの内蔵露出計で撮り比べてみましょう。
レビューですので、如何にも露出が狂いやすそうな意地悪な被写体を用意してみました。
双方の露出計の測光方式による、写真への影響の違いを比べて頂ければと思います。

まずは明暗差の極端なシーンとして、白バックで炭を撮ってみましょう。
手前の炭の切断面がピント位置です。
カメラを三脚に据え、レンズを装着。絞り優先モード ISO400 F2.8で
カメラの内蔵露出計は1/20秒を示しました。
補正せず測定値のままで撮影します。それがこちらです。

[01.jpg]

内蔵露出計はこのシーンを暗いと判断したようです。
シャッタースピードが遅くなり、結果露出オーバーで、
全体的に灰色っぽく、炭の質感も損なわれてしまいました。


次いで、L-308Sで測定。同条件下、1/50秒を示しました。
カメラの内蔵露出計とは全く異なる数値です。
半信半疑なまま、MモードでL-308Sが示した露出値に設定し
撮影した物がこちらです。

[02.jpg]

白は飛ばず黒も潰れず、炭の質感もしっかりと表現されました。、
ヒストグラムもダイナミックレンジ内にきっちり収まってます。
正直、撮影した本人が、この結果に一番驚きました。


次いで、カラフルなフォークを並べて撮ってみましょう。
測光される場所や色によって、撮影結果に影響が出やすいシーンです。
ピント位置は、デジカメが一番苦手とされる、黄色い色。
そのフォークの串の根本の部分です。
まずはカメラ内蔵の反射光式露出計で測光した物から。
ISO400 F2.8時、1/320秒を示しました。
測光値のまま撮影した物がこちらです。

[03.jpg]

内蔵露出計はこのシーンを明るいと判断したようです。
シャッタースピードが速まり、光量不足でかなり暗くなりました。
まさに理想的なドアンダーで、色も質感もあったものではありません。

同様に、L-308Sの入射光式測光モードで測定します。
L-308Sは、同条件時 1/100秒を示しました。
表示の通り露出設定し、撮影した物がこちらです。

[04.jpg]

それぞれのフォークの色彩や艶。下地の白も、
実際の見た目と違わぬ、鮮明な色と質感で撮影できました。

如何だったでしょうか? 結果は、言うまでもなくL-308Sの圧勝です。
撮影条件に影響されにくいL-308Sの驚くべき露出性能、
お分かり頂けましたでしょうか?


【屋内撮影だけでなく、風景写真にも是非お薦めします。】

実験結果からも明らかですが、実はカメラ内蔵の反射光式露出計だけでは、
完璧な露出のコントロールは難しく、被写体の素材感や背景の明るさ等で、
露出に影響を受けてしまいます。その都度、撮影者が露出補正。というプロセスが
必ず必要になります。

一方で、入射光式の単体露出計で測定すれば、一発で適正露出が得られます。
Mモードで撮影し、露出の調整が必要な際は、シャッタースピードで微調整します。


またL-308Sは、反射光式露出モードに切替え、風景写真にも使用可能です。
絞り優先モードではシャッターを半押しする度、測光しなおされて
その都度露出が変化するのも煩わしいもので、
L-308Sで測定した値をMモードで設定し、露出を固定して撮影すれば
一定の条件で安定した撮影が可能です。

L-308Sには、シンクロターミナルも標準搭載されています。
内蔵フラッシュや外部ストロボ等の調光設定もお手の物です。
それぞれ、フラッシュ光コードレスモード、フラッシュ光コード接続モードに設定し、
受光部を光源に向けて測定するだけで、手軽に調光設定が可能です。


【評点】

操作性 90点

ボタン数を最低限にした事で、複数のボタンを組合わせて操作という
片手で操作仕切れない面も生まれるので、贅沢を言わせて頂くならば、
個別のボタンを配し、全ての操作が片手でできるのが理想だと私は思いました。

携帯性 100点

コンパクトデジカメ程度の大きさで(電池込みでわずか90g)
大変軽量コンパクトです。従来の物より厚みも大変薄いので、かさばらず
ポケットにも余裕で入ります。お散歩フォトにも気軽に持って出られます。

機能性 90点

L-308Sは、受光部のパーツの脱着なく、測光モードを切り替えて使えるので
従来品のように受光部の交換アタッチメントを紛失する心配も無く安心です。
スイッチ類も全てプラスチックボタンとマイクロスイッチの構成で
ラバーボタンのような接点不良の心配は皆無です。

-10点は、液晶にバックライトが搭載されていない事。それだけが悔やまれます。

満足度 100点

語るまでもなく、実験の撮影結果が、全てを物語っています。
L-308Sの露出性能は”驚愕”の一言です。

総合評価 95点

付属品の黒のビニールレザー製ケースが、いかにもオマケ的で残念。
カジュアルな素材やデザインでカメラ女子にもアピール等の配慮も欲しい所です。
本体のみでの性能評価ならば100点満点あげても良い位です。


【総括】

デジタルゆえの気軽さからか、カメラ任せで露出に無頓着な方が増え、
AE技術の進歩で、単体露出計を使用する方も以前より少なくなったように感じます。
が、単体露出計は、決してフィルム時代の過去の遺物ではありません。
露出補正が難しいとお悩みの初心者の方や、写真のクオリティをさらに上げたい
中級者の方にこそ、ぜひ積極的に使ってもらいたいアイテムです。
L-308Sをポケットやバッグに1台忍ばせておけば、適正露出はいつでもどこでもあなたの物です。

今回は、株式会社セコニック様 株式会社スタジオグラフィックス様に
単体露出計と適正露出の重要性を改めて見直す機会を賜り、大変感謝しております。

最後ですが、私の稚拙なレビューにお付合い頂き、ありがとうございました。

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