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RAW現像で写真表現をもっと自由に、そして美しく
メーカー名:
市川ソフトラボラトリー
総合評価:95 
カテゴリ:
ソフトウェア
製品名(機種名):
SILKYPIX Developer Studio Pro5
レビュワー: ゆう 様 ( 2012/05/25登録 )
操作性
85
表現力
99
機能性
90
満足度
95
総合評価
95
今回レビューさせていただく「SILKYPIX Developer Studio Pro5(以下、DSP5)」はカメラの持つ本来の画質を最大限活用することのできる汎用RAW現像ソフトです。キヤノン純正の『Digital Photo Professional(以下、DPP)』との比較も交えつつ見ていきたいと思います。パッケージ版を購入した場合の同梱品が<画像1>です。

■操作性:85点
▽インターフェースを自分好みに変更可能
 参考までに、フルHD(1920×1080)のディスプレイ環境でなるべく写真の面積を大きくとりたい場合、<画像2>のように右側にサムネイルウインドウ配置させ、さらに「コマの横幅」を180ピクセルにすることで隙間なく情報を表示させることができます。

▽写真選別用のツールが無い
 DPPには「クイックチェックツール」という、RAW画像を超高速に表示させつつレーティングやピントチェックまで出来てしまうツールがありますが、DSP5には類似の機能がありません。
DPPの場合、右手を左右キー、左手を数字キーに置いて選別を行いつつ、ピントチェックしたい場合は「Ctrl+1」で50%(100%)へ拡大し「Ctrl+4」で元に戻り…と、快適に写真を選別出来ていただけに残念です。

▽プレビューが重い
あくまで私のPC環境においてですが、DSP5は操作をする度にプレビューの読み込みに1分近くかかることがあります。もちろんDPPは非常に高速です。
そのため応急措置として「プレビュー表示方式」を「簡易現像結果のみを高速に表示する」にしています。しかしこの設定だと輪郭部にジャギが出来たり、ノイズリダクション・偽色抑制・シャープネスの効き具合が等倍まで拡大しないと分からなかったりと、不便です。

 参考までに私のPCスペックです。
・CPU: AMD Athlon 64 X2 5400+ (2core、2.8GHz)
・メモリ: 2GB

▽ユーザーマークで写真を選別
ユーザーマークと併せて使ってみたいのが「並べ替え」と「1クリック選別」です。ユーザーマーク1,2,3の順で、かつ昇順で並び替えることにより、目的の写真に素早く辿り着くことが出来ます。

▽現像パラメーターの一時登録は2種類の使い道あり
 主に以下の2つの用途で使っています。
・他の画像に同じ処理を施すため
・画像を微修正する時、修正前の画像データを保持するため


■表現力:99点
▽初期設定状態でそれなりの絵作りが完成している
両ソフトを比較するため、RAWを初期設定のままストレート現像した写真が<画像3>と<画像4>です。今までDPPでは特に緑の表現に違和感を覚えていたため、DSP5との差には驚きを隠しきれませんでした。傾向としてはDSP5の方がDPPより彩度は高く、コントラストは低めに出るようです。そのため<画像3>では全く違う2枚の写真ですが、<画像4>ではその差がほとんどなくなっていることが分かります。
また、カメラの機種や撮影情報により最適な初期値を動的に設定してくれる「ダイナミックデフォルト」機能も作業量の低減に貢献してくれています。

▽ホワイトバランスの種類が豊富で微調整も自由自在
特に「Auto(絶対)」、「Auto(自然)」はDPPには無いDSP5独自の機能です。高い精度で色味を整えてくれるため重宝しています。操作性にも優れており微調整もしやすいです。

▽調子の調整項目が充実しているためトーンカーブいらず
 DPPでは写真の調子を調整する項目が少なく、完成イメージに近づけるためにはトーンカーブを使わざるをえませんでした。DSP5では調子の調整項目が豊富なことに加え「覆い焼き」や「HDR」なども駆使することで、トーンカーブをいじらなくてもかなりの精度で追い込んでいくことが可能です。
DSP5を使い始めて最も嬉しかった部分です。

▽肌色指定ツールで上手く決める事が出来ない
今回、どうしても「肌色指定ツール」を使って綺麗な肌色を出すことが出来ませんでした。期待を寄せていた機能だったためショックでした。


■機能性:90点
▽ゆるふわ写真に絶大な効果を発揮するHDR/覆い焼き
 覆い焼きはゆるふわな写真にぴったりです。他にも例えば輝度差が大きすぎて白飛びも黒潰れもしてしまうような場面で、現場では若干アンダー目に撮影することでハイライト側を残しつつ、現像時に覆い焼きを使ってシャドーを持ち上げることで、諧調豊かな写真に仕上げることも可能です。
 HDRは覆い焼き以上にダイナミックレンジを拡張し、特にハイライト側の抑え具合が大きいように感じました。過剰補正はせず、適量を見極めながら使うのがポイントでしょう。<画像5>はHDRを使った作例です。

▽レンズプロファイルが無い
 既に他社にはレンズプロファイルを持ったソフトもあるため、次バージョンでの対応に期待したいところです。DPPでは絞り過ぎによる回折までをも補正できる「デジタルレンズオプティマイザ」が実装されるなど多機能化が進んでいますので、差別化のためにも早急な対策が必要な気がします。

▽警告ツールを活用することで一歩上の写真へ
 DSP5を使い始めて最も混乱するのはこの部分ではないでしょうか。
DPPの場合、白飛び・黒潰れはそれぞれ255・0が基準になっていますが、DSP5の場合、243(95%)・13(5%)が基準になっているため、画面上では一見問題ない場所でも警告表示されてしまいます。恐らく、印刷時は表現できる諧調の幅が狭いため、敢えて余裕を持って警告表示させていると思われます。
特に注目すべきはDSP5独自の機能であるハイライト警告時に同時に反転色で表示される「色飽和警告」です。色飽和した状態で現像/印刷してしまうと、飽和部分は諧調が無いためのっぺりしてしまいます。「ファインカラーコントロール」や「ハイライトコントローラ」を駆使し諧調の整った奥行き豊かな写真に仕上げましょう。

▽現像時のアンシャープマスクで好みの解像感をGET
 ブログアップ用の写真を現像する場合など、サイズを圧縮すると起きてしまう解像感の不足もDSP5があれば一発解決です。現像時、アンシャープマスクの設定をしてあげましょう。
私はブログ用サイズの場合「50%、0.3pixcel、1Lv」をかけています。


■満足度:95点
 総合的には大満足です。特に表現力に関してはDPPとのあまりの違いに感動すら覚えました。慣れれば、現状と完成イメージとのギャップを必要な操作に対応させることで素早く理想のイメージに近づけられるでしょう。
 現像ソフトにお金を払うのはちょっと…という方がほとんどだと思いますが、デジタルの世界では現像ソフトやディスプレイが写真に与える影響も小さくありません。撮った写真と自分の思い描いていたイメージとのギャップに悩まされている方、少しでも理想のイメージに写真を近づけたい方には是非お勧めです。

 一方で以下の2点は次バージョンでの改良に期待したいところです。
・レンズプロファイルの整備
・クイックチェックツールの導入

最後に、貴重なレビューの機会を下さった市川ソフトラボラトリー社様及びスタジオグラフィックス社様に感謝の意を表して締めたいと思います。最後までお読み頂きありがとうございました。

以上

■製品情報ページ
http://www.isl.co.jp/SILKYPIX/japanese/product/

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